肉まん

肉まん

肉まんの原点である饅頭(中国語でマントウ)は、三国時代の蜀の名軍師として知られた諸葛孔明が発案したものであるといわれています。南蛮平定より蜀へと帰還しようとしていた孔明一行は、瀘水という河(揚子江)の氾濫で足止めを喰らってしまいます。地元の村では河の氾濫を静めるために、毎年河の神に生け贄を捧げていました。それを知った孔明は、羊の肉の餡を詰めた人の頭ほどもある饅頭を生け贄と同じ数だけ作らせて、河の神に「これからは生け贄の代わりにこの饅頭を受け取るように」と捧げたのが饅頭の始まりであるといわれています。

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肉まんの歴史について

現在、中国で「饅頭」は餡の入ってない中華風の蒸しパンのことを指し、餡入りのものは「包子(パオズ)」と呼ばれています。

日本へは1349年に禅宗と共に伝来しましたが、仏教が肉食を禁じていたことから小豆を餡に使ったお茶菓子として、日本独自の饅頭文化が発達していきました。肉まんは、昭和2年に新宿中村屋が日本人向けの味付けにアレンジしたものを発売したのが最初であるといわれています。

現在では、冬の風物詩から年中買えるファストフードとしてコンビニで扱われるようになっています。また、関西地方では「肉=牛肉」とされてきたことから、豚肉を使った肉まんを「豚まん」と呼ばれていることは有名な話です。

本格的で美味しい! 秘伝肉まんレシピ大公開!

お店で買うのも美味しいのですけど、やはり自分で作ったものはまた格別な味わいですよね! そこで、今回は本格的な肉まんのレシピをご紹介します!

饅頭のレシピ(8個分)

まずは肉まんの基本となる皮の作り方からです。先述の通り、餡が入っていない中華風蒸しパンを中国では「饅頭」と呼んでいます。この饅頭の作り方をマスターすればいつでも本格的な肉まんを作れるので、オススメです!

材料
薄力粉…140g
強力粉…140g
(薄力粉だけでも作れますが、強力粉をブレンドすることで餡から染み出る旨みを逃がさない生地になります。)
ドライイースト…5g
ベーキングパウダー…10g
(生地を膨らませる役割を果たします。)
砂糖…15g
…5g
…160cc
サラダ油…大さじ1(ラードなどでもかまいません。)
作り方
  1. 用意したボウルに、薄力粉・強力粉をふるいに掛けながら投入し続けてドライイースト・ベーキングパウダー・砂糖・塩を入れます。
  2. そこに水を入れながら良くかき混ぜてまとまってきたらサラダ油を入れてさらによく混ぜます。
  3. 出来上がってきた生地が手に付かなくなったら、丸めて室温で30分ほどおいて発酵させます。
  4. ラップをかけたボウルに入れておくのもいいでしょう。膨らんだ生地を8等分し、丸めるなどして形を整えたら10分ほど置いて生地を休ませ、二次発酵させます。
  5. その後は、蒸し器で10分ほど強火で蒸して出来上がりです。

どうでしょうか? 皮だけの饅頭ですが、ふんわりとした手触りともちもちした食感が味わえる逸品です。砂糖を多めに入れて、水の量を減らして牛乳と卵を入れれば甜点心料理のマーラーカオにも早変わり! 何かと応用の利くレシピです。ちなみに、本場中国では作った生地を少量残して保存し、次の生地を作るときに混ぜて使います。こうすることで、発酵した酵母が生地をより膨らませてくれるのです。これを「老面」といいます。

肉まんのレシピ

続いては生地に餡を詰めて、肉まんを作っていきましょう。

材料
豚肉…120g(ひき肉やコマ切れでかまわないです。適当な大きさにしないとうまく包みきれません。)
タケノコ…80g(缶詰の水煮タケノコで結構です。)
シイタケ…2枚(干しシイタケを使うときは水に漬けて戻しておきましょう。)
ネギ…50g(小口切りにしたものでもかまいません)
片栗粉…小さじ1
…小さじ1
コショウ…少々
醤油…小さじ1
ごま油…小さじ1(あまり入れすぎるとくどくなります。)

また、お好みに合わせてオイスターソースを小さじ1杯ほど入れるとより本格的な味になります。

作り方
  1. タケノコ・シイタケ・ネギはごま油を引いたフライパンで炒めて下味をつけます。用意した調味料で味付けしたら火から下ろして冷まします。
  2. 冷めたところで豚肉と混ぜて餡を作ります。豚肉にはあらかじめ片栗粉をまぶしておくのを忘れずに。
  3. 餡が出来たら、先ほどの饅頭の生地を、8等分して麺棒などで広げて餡を包んでいきます。
  4. 餡をなるべく中央に寄せて外側から中心に向けて包み込み、ひだを作りながら纏め上げます。
  5. 餡を包み終わったら、10分ほど休ませて二次発酵させます。発酵が終わったら15分ほど強火で蒸してできあがりです。

醤油ベースの味付けにすると日本人向けに、オイスターソースを加えると本場中国風にしあがるのがポイントです。餡を小豆あんにするとあんまんにも早変わり! 餡を包むタイミングは、餡の種類を問わず「二次発酵前」です。


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