ゴキブリの生態
ゴキブリの名誉から言うと、民間に出没して人間に悪さをする種はわずかで、ほとんどは密林などで人間に迷惑をかけずに生活しています。食性は雑食性で、悪食といっていいほど大概のものを食べます。生きた化石と呼ばれるほど昔(約3億年前)から生息していますが、化石をみると、現代のものとあまり変わっていないようです。それだけ完成されている、と言うことでしょうか。
ゴキブリの名前の由来
ゴキブリという名前は御器(食器)をかぶる、御器かぶりからきているとされます。いかに昔から人間の生活に割り込んできたか、どれだけ悪食か(残飯から髪やフケ、アカ、糞といったものまで食べます)がわかるネーミングですね。
ゴキブリの問題
ゴキブリは害虫というカテゴリで堂々チャンピオンの座をほしいままにしていますが、実際はどの程度の悪さをするのでしょうか?
病原菌の媒体
ゴキブリはトイレや台所といった湿気の高いところに好んで住みますが、当然そこで脚を洗ってくるわけではないので病原菌を引きずってくる危険性があります。また、古くはポリオなどの原因となる菌を媒介するといったこともあります。
電気機器に関する問題
ゴキブリは俗に「1匹見かけたら30匹はいる」と言われるほど繁殖力が強く、環境が整えば即座に大繁殖します。ゴキブリはもともと熱帯原産なので暖かいところを好みますが、この「暖かいところ」というのが家庭の場合、常に待機電力が流れていて熱を持つテレビなどの電化製品の中となります。この、暖かくて他に外敵のいない電気機器のなかはゴキブリにとって天国で、いずれ中で繁殖して機械をショートさせたりします。
見た目の悪さ
ゴキブリといえば不潔、というイメージですが、そんなゴキブリが我が家をのし歩くだけでも問題と言えます。しかもすばしこく、急に飛び回ったり不意に現れたり、といった悪さをされた日には正直トラウマになりかねません。
ゴキブリ退治
このような状態から見て、まず家庭で見かけた場合、大抵の人は対策を考えることになるでしょう。退治の方法はさまざまで、いろいろなアイテムも販売されています。その品揃えを見るだけでどれだけ昔から人間がゴキブリと戦ってきたかが偲ばれます。
薬剤を使うもの
ごきぶりホイホイ、燻煙式のもの(室内を締め切って煙でいぶす方式、商品名バルサンなど)、ゴキブリに直接スプレーするタイプなどがあります。燻煙式のものは、部屋を密閉できないと効果は期待できません。また、合成洗剤なども有効ですが、その部分がねちゃねちゃになるので使いどころを考えて使いましょう。昔ながらのほうさん(ゴキブリ)団子(商品名ゴキブリキャップ)や、えさと見せかけて巣に持ち帰らせるタイプのもの(商品名コンバット)など、多種多様です。
直接打撃
不意にゴキブリを見かけたときは大概そこらにある新聞でも丸めて構えることになるでしょう。いまはハエタタキに電流が流れるようになったタイプのものなども販売されています。
熱を加える
しぶといゴキブリですが、意外と高温には弱く、熱湯などでも退治できます。今は高温の蒸気で汚れを落とすクリーナーと言うのがありますが、これも流用できます。ただし、使いどころには気をつけましょう。
超音波撃退器
超音波でゴキブリを撃退する優れもの、という触れ込みですが、実際使った人の感想ではほとんど効果がない、らしいです。よって、あまりオススメはいたしかねます。ちなみに超音波撃退器の裏にゴキブリが卵を生んでいたと言うシュールな画像がアップされていました。
引っ越す(笑)
実際、ゴキブリが出るからという理由で引っ越す人も多いそうです。ところがゴキブリはちゃっかりと荷物に紛れ込んで新居に一緒にお引越し、ということも多いそうです。人間にくっついて津軽海峡を渡ってきた実績を持つゴキブリを侮ってはいけません。
駆除業者に頼む
引っ越すまでではないけど、もうゴキブリは嫌だ! となれば、駆除業者に頼む手段があります。駆除業者は、自宅の様子を調べて最善の手段を決定してくれます。この場合料金や駆除方法などはそれぞれの業者で違いますので、各業者のサイトなどを回って調べてみるとよいでしょう。
清潔にする
これが基本なのかもしれません。ゴキブリのエサとなるカビ、アカ、残飯などをのこさない、水周りも水を残さないといった風に兵糧断ちからはじめましょう。また、待機電力がある家電製品はゴキブリの格好の巣(卵だらけにされることもあります。)になっていることが多いので注意です。
ゴキブリの雑学
ゴキブリに関するその他の雑学などをご紹介します。調べるうちに出てくる画像なんかをみると、結構怖いです。
ゴキブリがいない町
北海道はゴキブリがいないことで有名だったのは過去の話、いまでは北海道でもしっかり繁殖を始めているゴキブリですが、岐阜県のとある町では「全町ゴキブリ一掃運動」なるものを展開し、ゴキブリを壊滅させることに成功したとか。
ゴキブリがいる町
岡山ではゴキブリ品評会という催しが行われています。大きさ部門、色艶部門などのほかにゴキブリレースまで開催されています。今まで市役所やスーパーなどの敷地で行われたことがありますが、そのときゴキブリが脱走してないといいのですね。
ゴキブリが偉い町
コガネムシは金持ちだ♪のフレーズで歌われるコガネムシは現在のコガネムシではなく、ゴキブリのことなのだそうです。よって、昔は栃木県の一部などでは縁起のよい虫として退治しないようにしていたとか。今はどうなのでしょうか?
ゴキブリの天敵その1
ゴキブリを食う虫を飼えばゴキブリ退治にピッタリだ、と思って調べてみたら、ヤスデ・クモなどがクモを捕食します。ただ、確かに捕食しますが、ヤスデにしてもクモにしてもあまり好んで飼いたいという気はしませんね。
ゴキブリの天敵その2
ゴキブリの天敵となるべき生き物を調べたら、こんな天敵がいました。ゴキブリを無菌室で育てて、将来重要な蛋白源にするべく研究を重ねている「人間」です。ハエの子供の蛆虫も同様の研究が続いているようで、これらが害虫どころか益虫とされるのも遠いことではないかもしれません。なお、現在でも東南アジアではゴキブリをおいしくいただいているようです。
ゴキブリは夜行性
昼間ゴキブリを見てショックを受けたことがあったら、そっと夜中にのぞいてみましょう。ゴキブリは夜、暗いところが大好きです。昼間とは比べ物にならないほどのゴキブリに出会えるでしょう。そして、あなたは明日逃げ出すか戦うかの選択を迫られるのです。
ゴキブリは反省する
ゴキブリは虫の中でも賢く、こんな実験結果からもその狡猾さがわかります。ゴキブリに2つのルートを選ばせます。このとき、片方は暗い場所に、片方は明るい部屋に着くようにしておきます。普通なら暗いところを好むゴキブリですが、こちらを選ぶと電気が流れるようにしておくと、すぐに学習して暗いルートは通らなくなります。つまり、歩くルートに薬をまいておいてもいずれかわされる様になってしまうのです。
ゴキブリはどこからでも
ゴキブリはわずか2mmの高さがあれば侵入できます。小型のものや幼虫ともなれば、その進入能力は0.5mm前後となり、これがゴキブリの神出鬼没のイメージに一役買っていることは言うまでもありません。煙でやっつけるタイプ(バルサンなど)を使うときはしっかりと目張りしておきましょう。
ゴキブリの好きな温度
20度ほどの温度がゴキブリの最適温度とされています。10度以下では動きが鈍って暖かいところへ移動する行動をとり、4度以下になると動けなくなるとされています。自宅が氷点下になるようなおうちでは、根性で寒さに耐え切ればゴキブリはいなくなるわけです。この場合、電気製品など、暖かいゾーンがあるとそこに集中するだけですので意味がありません。 |