ハエの生態
ハエは成虫になるプロセスにサナギ時代がある完全変態の昆虫です。タマゴから蛆虫(うじむし)と呼ばれる幼虫、サナギを経て、大人のハエになります。基本的に幼虫・成虫とも雑食で、かなり広範囲のものをえさとして摂取します。また、ハエは生活サイクルが早く、1シーズンに何世代ものハエの子孫が生まれます。
ハエのえさ
糞に集まるだけではなく、腐敗した動植物、花の蜜、動物の体から出る液体、などを食事として摂ることができ、しかも大きなえさ場の場合はそこにタマゴを産み付けることがあります。えさに直接産み付けられたタマゴはふ化し、蛆から成虫のプロセスを経て、再び増殖していきます。
ハエの問題点その1
ハエはまず、その不衛生さに問題があります。腐敗した食品や糞などを食した後で人間の食べ物に平気でくっついてくることがあるからです。このため、いろいろな雑菌・病原体などを媒介する危険が高いのは言うまでもありません。日本では、赤痢やポリオなどはほぼ姿をけしましたが、外国ではまだまだこのハエから媒介される菌が危険なのです。また、日本でも最近、O157の媒介の原因として問題になったことがありました。
ハエの問題点その2
人間がハエに寄生されることもあります。このハエの寄生によって起きるさまざまな症状をまとめて蝿蛆症(ハエ症)と呼びます。このハエ症には、たとえば耳穴に入り込んだハエが耳の奥でタマゴを産みつけた、などという偶発性のものと、最初から人間に寄生する種類(主にウジが皮フに寄生する)のハエによる真性のものがあります。いずれにしても体内で蛆が育っていくという、考えるだけで怖い病気です。
ハエの問題点その3
そばを飛ぶだけでもいらいらしてしまうのも立派な害虫とされます。この、見た目が悪いからとか、嫌な音をたてて飛ぶから嫌だというように、人間が不快な感覚を覚える虫を不快害虫といいます。特にハエの場合は不潔というイメージも手伝って不快度でも上位にランクインすることでしょう。
ハエの駆除
普通の人は、ハエを発見したら大抵何らかの手段で対策するでしょう。ここではそんなあなたのために駆除の方法などを今昔取り混ぜて紹介します。
ハエの駆除・ハエ取り紙、ハエ取り棒
これは強力です。筆者の体験上ハエ駆除にかなり有効であると言い切ります。しかもスプレーなどと違って薬液が飛び散ったりもしません。欠点は、見た目が致命的に悪いことと、間違えて粘着紙を触るとネバネバ地獄におちいることでしょうか。
ハエの駆除・スプレータイプ
ハエ退治の基本でしょうか。すばやいハエでもこれならOK。叩き潰すのと違うのでちょっと見た目もよろしいかと。いまはかなりの種類が出回っているし、ご自宅にも1缶くらい用意してあると思います。一応人間には無害とされていますが、食品などにかからないように注意しましょう。
ハエの駆除・ハエタタキ
ハエを叩くからハエ叩き。あまりにもすがすがしいネーミングのこの商品、かなり昔からあります。ほかのアイテムから見ると格段に効率が悪いものの、いまだに愛されている理由は、憎たらしいハエを自力で退治したという満足感からでしょうか。
ハエの駆除・蚊取り線香
意外と蚊だけでなく、ハエにも効きます。ただ、人間には無害なように穏やかな成分で出来ていますので、効き目も穏やかです。これを使うとハエがスローモーになりますので、上のハエタタキと併用すると効果アップ。
ハエの駆除・ハエの巣窟を退治
ハエの生態で言ったとおり、ハエは餌になるものに直接卵を産みつけてそこで繁殖しますので、まずはこの「餌になるもの」から片付けます。今は汲み取り式のトイレというのは大分減ったので、あとは生ごみなどをきちんと処分しておけばかなりハエの発生を減らせます。これが一番有効な対策と言えます。
ハエの駆除・業者に依頼
業者に頼む手もあります。プロだけあって、発生源の探索から駆除までやってもらえます。害虫駆除の業者さんはかなりありますし、値段や取り扱う虫の違いなど多種多様ですからまずは業者さんのホームページなどを調べた上で依頼してみましょう。ただし、せっかく退治してもらってもその後生ごみを放置、などをしてしまうと元通り、となりかねませんので注意しましょう。 |